◉三雲長石とは

滋賀県南部を東西に走るJR草津線。そのほぼ中間の位置にある三雲駅より南に仰ぎ見る山の奥に白水鉱山があります。ここでは良質の長石を産出し、三雲長石として古くから国内でも知られています。

 

三雲長石はカリとソーダの中間的な成分比ですが、珪酸分に富んでいるために白く濁りやすい性質があります。耐火度も比較的高く、半透明の釉薬などに向いています。

  商品一覧表



       用途・サイズについては、ご相談させていただきます。

       長石の成分について、詳しくは成分分析表をご覧ください。

 

 成分分析表


三雲長石素地用と東山は同成分

 

 日本陶料(株)山中鍈一氏に聞く


 

 

三雲長石は主に清水焼の原料として使用されており、他の原料とブレンドして粘土状にし、多くの陶芸家に出荷しています。

 

日本は陶器の原料に恵まれていますが白いものがあまりありません。三雲長石には白さがあり、品質も安定しているので重宝されています。清水焼は見た目が薄く、軽く、強度があり、焼成後の白さが特徴です。見た目が良く、心に響くものが作れると多くの陶芸家より評価を得ています。